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第3回 西千葉「あみっぴぃ」 ―豊かな「オフライン」を補完する「オンライン」(月刊『広報』連載コラム 「人をつなぐ」地域SNS)
2008年04月30日

地域通貨「ピーナッツ」が育てた土壌

地域SNSとひとくちにいっても、運営主体や目的、運営方針などは事例によって異なり、実に多様である。対象とする地域も、県や郡レベルの広いものから町内会や商店街のような狭いものまで、さまざまである。そして、どのような規模においても優れた事例がある。今回は、「町内会や商店街のような狭い地域」を対象とする地域SNSの代表例として、西千葉の地域SNS「あみっぴぃ(http://amippy.jp/)」を紹介する。

図:西千葉コミュニケーションサイト「あみっぴぃ」画面
amippy.bmp

千葉市に、西千葉というJR総武本線の各駅停車だけが停車する駅がある。この西千葉駅を中心とする地域が、この「あみっぴぃ」の対象地域だ。西千葉には千葉大学の本部キャンパスや千葉経済大学があるため学生街の趣があり、またその周辺には戸建の住宅街が広がっている。千葉大学のキャンパス沿いには「ゆりの木通り」が走り、通りを挟んだ反対側には「ゆりの木通り商店街」の商店が数百メートルにわたって軒を連ねている。このゆりの木通りに、「あみっぴぃ」のキーパーソンがたくさんいる。ゆりの木通りに行けば、必ず誰かに会うことができる。

「あみっぴぃ」の特徴のひとつは、このような狭い地域で、商店主や地域住民、学生などさまざまな人々の間に、互いに顔が見える人間関係がしっかりと築かれているという点だ。もちろん、ネット(SNS)の上でも活発なコミュニケーションが行われている。

だが、10年ほど前までこの地域では学生と地域住民の間の交流はそれほど活発ではなかったという。この場所で豊かな人間関係が築かれるようになったのは、地域SNSが開設されるよりも前に、「ピーナッツ」という地域通貨の取組みが行われたことによる。ピーナッツは、都市計画コンサルタントの村山和彦氏と、商店会長の海保眞氏、そして佐久間聡子氏、NPO法人千葉まちづくりサポートセンターなどによって2000年に生まれた。ピーナッツは、海保氏が経営する美容院など三店舗でのみ使えるというところから始まり、現在も参加者を増やしている(2008年2月現在1500名以上が参加)。2003年には、地域通貨の利用を通じてまちづくりの活動に取り組む「ピーナッツクラブ」が結成された。このクラブでは、清掃活動やコンサート、オリジナル商品の開発、さまざまなワークショップの開催や商店街の「第三土曜市」への参加など活発な地域活動を行っている。


図:ゆりの木通り商店街の店舗
yurinoki-dori.JPG

地域SNS「あみっぴぃ」を運営するNPO法人TRYWARP(トライワープ:虎岩雅明代表)の活動も、ピーナッツクラブと密接に結びついている。地域の人々に学生がパソコンの使い方を教える、という事業が柱であるこのNPO(当初は千葉大の学生サークル)は、2003年にピーナッツを家賃として事務所を借り始め、2004年にはピーナッツの電子決済システムの設計・制作を受託した。商店会の海保氏はTRYWARPのパソコン講習会を受講し、ピーナッツクラブのブログを書くようになった。


オフラインへのこだわり

地域SNS「あみっぴぃ」は2006年2月にTRYWARPによって開設され、2008年2月現在、2000人が参加している。「あみっぴぃ」という名前は、地域通貨ピーナッツの利用者がつながりの証として使う「アミーゴ」という言葉と「ピーナッツ」の合成である。あみっぴぃは、TRYWARPが行っている地域の人々のためのパソコン講習やサポート事業を補完し、活動を通じてできた地域の人々と学生のつながりを発展させることをひとつの目的にしている。もちろん、ピーナッツクラブの活動とも連動しており、「西千葉」で世代を超えたコミュニケーションを活性化することも目的にしている。TRYWARPの虎岩雅明氏は、パソコン講習・サポートの事業やピーナッツクラブの活動のようなオフラインの町づくり活動が先にあり、オンライン(SNS)はその補完をする道具である、と明確に語っている。この「オフライン」への強い意識も、あみっぴぃの大きな特徴である。

ユーザーの活動も、ネット上にとどまっていない。あるユーザーの「がんばれ!ニシチバ!キャンペーン」という呼びかけがきっかけになり、「がんばれ!ニシチバ!」というロゴ入りのステッカーが作られた。また胸に大きく「西千葉」と描かれたTシャツを作成して販売したユーザーもいる。さらに、千葉大学出身で「シンガーソングライター&西千葉のアイドル」の松尾貴臣氏を中心に「西千葉のアイドル祭り」と題した音楽イベントが開催され、「あみっぴぃ」とも連動して盛り上がっている。このイベントは、地元商店街のメンバーが開発した化粧品の「公式イメージソング」を松尾氏が作成して歌うなど、「西千葉の大学・学生・企業、そして西千葉のミュージシャンがコラボレートした「made in 西千葉」の音楽とアートの祭典」である。


図: 「西千葉のアイドル祭りvol.6」の様子。松尾氏が「西千葉Tシャツ」を着ている
idol.JPG

ここまで述べてきたように、「あみっぴぃ」では、地域通貨の取組みが育んだ人間関係の土壌の上にSNSというツールが重なり、さらに人のつながりを強く豊かなものにしている。そして、オフラインの活動とオンラインの活動を強く結びつけることによって相乗効果を生み出すようになっているのも、地域SNSならではの特徴であるといえるだろう。またSNSの運営とパソコンの講習・サポートを組み合わせたり、分かりやすいデザインや言葉遣いをしたりすることで、シニア世代がSNSに参加するハードルを下げ、世代を超えたコミュニケーションに結び付けているという点も、優れた運営上の工夫である。

あみっぴぃでは、2008年1月からSNSの画面上に地域通貨ピーナッツの決済画面も組み込まれるようになった。今後は「人をつなぐ」SNSと地域通貨のシステムを連携させることで、地域の経済活動にどのような効果をもたらすか、注目される。

※このコンテンツは、(財)日本広報協会が発行している月刊『広報』に2008年1月号より地域SNS研究会の庄司昌彦が連載している記事を、日本広報協会のご好意により許可をいただき地域SNS研究会のサイトでも公開するものです。

投稿者 shoji : 16:53

NikiNiki(鹿児島県)会員有志発の市民イベント「かごしま大声コンテスト2008」
2008年04月21日

4月27日(日)10時から、鹿児島市の南洲公園で、鹿児島県の地域SNS「NikiNiki」会員有志が企画した「かごしま大声コンテスト2008」が開催されます。このイベントは、鹿児島市や教育委員会、各マスコミなども後援となり、民間主導の地域おこしとして実施されます。「バカヤロー!」と鬱憤を晴らすのではなく、「自分の夢について叫ぶ」のがルールのようです。

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■開催日時 
 平成20年4月27日 午前10時~午後1時

■開催会場  
 南洲神社の階段東側の公園(鹿児島市上竜尾町2-1

■参加募集について
 ・1人の叫ぶ時間は、1分以内。

■主催
 かごしま大声コンテスト2008実行委員会

■後援
 鹿児島市 鹿児島市教育委員会
 南洲神社 西郷南洲顕彰館  鹿児島県建築士会
 南日本新聞社 
 NHK鹿児島放送局 MBC南日本放送 KTS鹿児島テレビ 
 KKB鹿児島放送 KYT鹿児島読売テレビ ネットラヂヲゆくさ

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詳しくは下記をご覧ください。

かごしま大声コンテスト2008
http://kagoshima-oogoe.com/default.aspx

NikiNikiアラカルト
http://niki2times4.ktstv.net/e3202.html

投稿者 shoji : 17:51

地域SNS×動画(「さよっち」「松江SNS」「ひょこむ」)
2008年04月20日

地域SNSと動画サービスを連携させる試みを紹介します。

PCムービー対応の「さよっちTV」( http://sayo-chi.jp/ )、携帯ムービー対応の松江SNS( https://matsuesns.jp/ )、どちらにも対応している「ひょこむTV」(http://hyocom.jp/tv/)です。

なお、「ひょこむTV」は現在試験運用中で、5/11(日)まで開催中の「姫路菓子博2008」で放送されているワンセグ実験局と連携して、菓子博関連の作品を紹介しています。

地域SNSに参加していない人にも地域の情報を発信する動画配信の取り組みは、観光振興や地域のアーカイブの役割も果たすものと期待されます。

投稿者 shoji : 18:50

はちみーつ(青森県八戸市)が「はちみーつ作品展」を開催
2008年04月14日

カテゴリー :

はちみーつ(青森県八戸市)の参加者が、4月11日~13日、東奥はちのへホールにて、写真や手作りの作品などを展示する「はちみーつ作品展」を開催しました。またこの様子が、東奥日報でも報道されました。

当日の会場の様子などは、はちみーつ内コミュニティはちみーつ作品展~菜の花の出会い~コミュニティ (ログイン不要)でご覧になれます。


投稿者 shoji : 15:32

@ami'z(アミーズ:青森県)が毎日新聞で紹介

@ami'z(アミーズ:青森県)と運営者の米田剛さんの活動が毎日新聞のサイトで紹介されました。

新たな一歩へ:先輩からのメッセージ/14 米田剛さん /青森
 ◇NPO「地域コミュニティ推進協議会」常務理事・米田剛さん(45)
 ◇ネットで口コミ文化再現--古里をITで元気に


詳しくは下記をご覧ください。
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20080410ddlk02040086000c.html

投稿者 shoji : 15:26

「N」(長野県)がフリーマガジンを出版
2008年04月13日

長野県のSNS「N」から、長野県のアートや演劇についてまとめたA4版24ページの冊子「N−ART」「N−ACT」が出版されました。SNSとともに運営しているウェブマガジンn-geneの内容も盛り込んだ内容になっています。

詳細は、n-geneをご覧ください。
http://www.n-sns.jp/n-gene/report/2008/04/post_31.php

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狙いとしては、真面目に答えると「地域文化振興」って事になりますが…
なんだか大声で言うのはちょっと恥ずかしかったりもしますね。
簡単に言うなら「長野に居ながらにして、もっとアートや演劇を楽しめないだろうか」
っていう気持ちで作りました。

長野にアーティストや演劇人、劇団は存在するのか。
それらは活発に活動しているのか?盛り上がっているのか?
長野で活動するとどんなメリット・デメリットがある?
…単純な疑問だけど、ローカルな話題ゆえか雑誌を見てもネットで調べても
まとまった答えや資料を見つけることができません。
この2つの冊子が、そういったことを理解する助けになればと思っています。

(ナノグラフィカ・清水隆史氏)
http://www.n-sns.jp/n-gene/report/2008/04/post_31.php より転載
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投稿者 shoji : 11:09

朝日新聞(Be on Saturday)で地域SNSが紹介

朝日新聞(2008年4月12日)の「Be on Saturday」版、「てくの生活入門」コーナーで全国の地域SNSの活動が紹介されました。「あみっぴぃ」(西千葉)、「ひょこむ」(兵庫県)、「はちみーつ」(青森県八戸市)、「ちよっぴー」(千代田区)、「gotoかたらんねっと」をとりあげ、「現実社会とネットを融合」「行政も積極的にかかわる」など、地域SNSの特徴を紹介しています。

本文は下記をご覧ください。

広がる地域限定型SNS(asahi.com)
http://www.asahi.com/digital/techno/TKY200804130109.html

投稿者 shoji : 10:48

VARRY(福岡県)がリニューアル
2008年04月09日

福岡県を対象とする地域SNS「VARRY」がリニューアルをしました。

今回のリニューアルでは新たに、ユーザーがみんなで参加する「投票・アンケート」欄が設けられました。早速、使っている携帯電話会社についてのr投票が始まっています。また、「ランダムリンク」ボタンをクリックすると、任意の会員のページにアクセスすることができるようになっています。これによって新しい友達(バリトモ)を増やすきっかけとなることを狙っているのだと思われます。

http://www.varry.net/

投稿者 shoji : 13:25