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第15回 地域SNSの5類型と発展の方向性 (月刊『広報』連載コラム 「人をつなぐ」地域SNS ~各地の地域SNS活用術)
2009年05月31日
この連載では、これまでに国内外11ヶ所の地域SNSの具体的な事例を紹介し、その活用術を探ってきた。地域SNSとひとくちにいっても、運用の方法や活用のされ方、成果や現実の地域社会への影響などが、じつに多様であるということを紹介できたのではないかと考えている。最終回となる今回は、各地の地域SNS事例を「対象とする地域の広さ」と「人間関係重視か情報流通重視か」という観点(軸)から5つの類型に整理し、それぞれについて今後の発展の方向性を考える。
二つの観点(軸)で整理する
地域SNSには、地域の人間関係ネットワークと地域の情報流通メディアという二つの側面がある。これを一つめの観点(軸)としたい。人間関係を重視する地域SNSでは、参加者同士の濃密な人間関係を築いていこうとする傾向があり、さまざまなオフラインの活動と地域SNSでのコミュニケーションが結びついている。SNSは知人同士のグループウェアのように機能している。一方、情報流通を重視する地域SNSでは、その地域のニュースや芸術・ビジネス・観光などに関する情報を生成・蓄積・流通させようとする傾向があり、その情報を地域SNS以外のさまざまなメディアに対しても発信している。SNSは地域メディアの一部として機能している。「人間関係重視」と「情報流通重視」は両立することもできるが、地域の状況や運営者の意図などに応じてどちらかに重点を置くこともできる。
二つめの観点(軸)は、地域SNSが対象とする地域の広さである。地域SNSには、町内会や小中学校区規模を対象とするものもあれば、市町村規模を対象とするもの、複数の市町村を対象とするもの、都道府県を対象とするものもある。
そこで、二つの観点(軸)を基に、主な地域SNSを整理すると図のようになる。横軸の「人間関係重視か情報流通重視か」については、各事例に対する聞き取り調査や参与観察を踏まえ筆者の判断で配置した。

図:地域SNSの対象地域の広さと人間関係・情報流通
出典:筆者作成
各類型の特徴と発展の方向性
「情報・広い」と示した類型の地域SNSは対象地域が広く、情報流通を重視している。佐賀新聞の紙面と連携している「ひびの」(佐賀県)や、フリーペーパーやポータルサイトも運営しているドコイコパーク(香川県)などが代表的な事例である。この類型では、新聞、雑誌、ウェブマガジン、テレビ、ラジオなどさまざまな地域メディアと連携してSNS内の話題を外部に伝えたり、地域メディアに掲載されたニュースや話題に対する反応をSNSから発信したりすることで、地域における情報流通をデザインしようとしている。人のつながりは他の類型に比べると弱いが、地域ならではの話題でコミュニティが形成されることもある。今後、このような地域SNSは、新たな地域メディアとして確立していくことが求められる。特に、SNSに登録されたプロフィール情報を生かし、参加者各自の居場所や属性に応じた情報をいかに提供するか、生成・蓄積していく地域情報をどう活用するのか、といったことが問われるだろう。
「人間・広い」と示した類型の地域SNSは、対象地域が広く、人間関係を重視している。ソーシャルキャピタルの醸成を掲げる「ひょこむ」(兵庫県)や、年数十回開催されるまちづくりの勉強会と連携している「Sicon」(福島県会津地域)などが代表的な事例である。この類型ではSNSの参加に際して招待制をとることが多く敷居が高いが、「場」としての信頼感や結束を維持しようという意識が感じられる。また互いに友人を紹介して結びつけ合うなど、人間関係の橋渡し(ブリッジング)も意識的に行われている。ただし参加者が増えていくなか、広い地域で強い人間関係を維持するのは容易ではない。そのため「ひょこむ」では、兄弟分的な地域SNSを県内各地に誕生させて人的にもシステム的にもそれらを緩やかに連携させている。今後は「信頼関係や居心地の良さ」と「連携による拡大」のバランスをどう保ち発展させるのかということが問われるだろう。
「人間・狭い」と示した類型の地域SNSは、町内会などの規模を対象地域とし、人間関係を重視している。代表例は「あみっぴぃ(西千葉地域)」である。近所の人同士が実際に出会うことを支援する「Peuplade(パリ市)」もこの類型に位置づけられるだろう。日常的に顔を合わせられるような狭い地域での人間関係をオンラインのSNSも使うことでさらに強化し、またイベントなどと結びつけることで相乗効果を生み出していく。この類型の地域SNSはたくさんの参加者を集めることよりも現実社会での人間関係が円滑になることが求められるので、参加に際して招待制をとることが多い。この類型のSNSは、地域社会を実際に活性化していくために、SNSを使わない人をどう巻き込んでいくのか、というICTを超えた地域経営の発想が必要になっていくだろう。
「情報・狭い」と示した類型の地域SNSは、狭い地域を対象とし、かつ情報流通を重視する。都市部の商店街などで仕事やショッピングなどで訪れたりする人々の緩やかな交流や口コミ情報の交換・集積などを目的にしているものが多いが、この類型ではまだそれほど大きな成功例がない。それは、飲食店の口コミ情報を掲載するウェブサイトや大手SNSサイト、Twitterなど「ミニブログ」と呼ばれる新しいコミュニケーションツールの利用シーンと重なる部分が多いからではないかと考えられる。
最後に「中間」と示した類型の地域SNSは、人間関係・情報流通に関して中間的であり、対象とする地域も中間的に市町村規模を対象としている。またこの類型では行政が運営する地域SNSが比較的多い。代表例は「マイタウンクラブ(厚木市)」、「お茶っ人(宇治市)」、「ハマッち!(横浜市)」である。中間というのは中途半端ということではなく、さまざまなサークルや市民活動を自治体の公共施設やイベント等と関連させて活性化していくにはちょうど良いサイズのようだ。たとえばこの類型の地域SNSでは、公式オフ会をサークルや市民活動の発表の場として開催し、たくさんの人が参加して文化祭のように盛り上がる、ということがある。今後、この類型については、現在の基本的なSNS機能のほかに市民活動を支援するための機能やサービスをどう発展させていくのか、ということが求められるだろう。
多様性による発展
この連載では地域SNSの多様な姿や取り組みを紹介することを心がけてきた。地域SNSが持続的に発展・拡大している要因にはこの多様性が大きく貢献していると思われる。それぞれの類型の発展、またこの類型に該当しないような地域SNSの登場によって、さらに地域SNSが地域社会の活性化に実質的な役割を果たしていくことを期待したい。
※このコンテンツは、(財)日本広報協会が発行している月刊『広報』に2008年1月号より地域SNS研究会の庄司昌彦が連載した記事を、日本広報協会のご好意により許可をいただき地域SNS研究会のサイトでも公開するものです。
投稿者 shoji : 10:43
第14回 横浜市「ハマッち!」 ―イベント創造とネット中継 (月刊『広報』連載コラム 「人をつなぐ」地域SNS ~各地の地域SNS活用術)
今回は18区に約360万人が住む国内最大の市、横浜で「横浜が好きな人」約2200人(2009年1月現在)が参加している地域SNS「ハマッち!」を紹介する。ハマッち!は2008年2月に開催された第2回地域SNS全国フォーラムをホストし大成功を収めた、全国的な知名度のある地域SNSである。
開港150周年と「イベント創造プラットホーム」
今年2009年は、1859年(安政6年)に江戸幕府が横浜を開港してから150周年という節目にあたる。小さな漁村であった横浜が、開港を機に、国内外の様々な人や物が集まる場所になった。つまり開港とは現在の大都市の原点であり、街のアイデンティティである。
横浜では毎年、開港記念日の6月2日に「横浜開港祭」を開催しているが、150周年の今年は、「開国博Y150」と題し、1年を通じて市内各地でさまざまなイベントを行う。
ハマッち!はこのイベントに連動した「Y150市民参加プラットホーム推進委員会」の活動に位置づけられている。この委員会は、単にイベントに足を運ぶだけではなく、この機会に「自分で何か企画したい」、「少しでも関わりたい」という市民にさまざまな情報と機会を提供し、さらには「主体的に地域でアクションを起こす市民」を増やしていこうということを目指している。
推進委員会の先駆けとなった有志の人々は、数年前から「人々が主体的に地域で起こすさまざまなアクション」のことを「イベント」と呼び、イベントを生み出し支援するための基盤を「イベント創造プラットホーム」と呼んで、その機能や活用方法などを検討してきた。ハマッち!は「横浜のイベントをエコにする」「ハマっ子イベント大賞」などとともに「イベント創造プラットホーム」の取り組みのひとつとして2007年10月にスタート(一般公開)したものだ。そのためハマッち!では、地域で自発的に活動する市民活動団体やサークルなどに使ってもらうことに力を入れており、他の地域SNSよりもコミュニティ機能の利用が活発である。
この連載で紹介してきた各地の事例が示しているように、SNSと「イベント」は相性がいい。筆者らの調査では、国内の7割以上の地域SNSで、ユーザーが何らかのイベントを自発的に行っている。また海外に目を移すと、2008年の米国大統領選挙では、バラク・オバマ候補の支援者たちがMyspace、FacebookなどのSNSを積極的に活用し、そこからたくさんの草の根の会合や主体的な働きかけを生み出して当選を勝ち取った。つまりSNSには、人々の交流から主体的なアクション(=イベント)を生み出す力があるといえよう。
SNSから生まれた「みんなの市場放送局」
もともと横浜は市民メディアや市民活動・サークル活動に非常に厚みがある場所だが、ハマッち!では、それらの枠を超えた新たなつながりから、さまざまな新しいイベントが生まれている。最近の大きな話題はハマッち!から生まれた手作りのネットTV、「みんなの市場放送局 YCMB (Yokohama Central Market Broadcasting)」だ。
横浜市中央卸売市場水産部が地元住民に市場を一般開放する毎月第1・第3土曜日に、インターネットを通じて市場内の移動中継やトーク番組などを配信している。精肉店「ジャストミート」の店先に設けたスタジオでハマッち!ユーザーがキャスターやレポーターを務め、他のユーザーや買い物客、市場関係者をゲストに迎えて送るトーク番組はとてもにぎやかに盛り上がっている。
この市場放送局が生まれたきっかけは、ハマッち!の「横浜中央市場を横浜新名所に」というコミュニティだ。コミュニティの参加者が「横浜市場まつり」を盛り上げるためのアイディアを出し合う中から、インターネットライブ中継のアイディアが生まれ、市場関係者の協力も得てすぐに放送局が立ち上がった。しかも2008年10月19日の初回放送では、国内外からのべ 5,000件以上のアクセス数を記録したという。

図:みんなの市場放送局の放送風景。(写真提供:ヨコハマ経済新聞)
この放送局は、インターネット接続したPCにカメラをつなぐだけで、無料でインターネットライブ中継ができるStickam(http://www.stickam.jp)というサービスを使っている。視聴者は放送を見るだけではなく、画面の下に表示されたチャットを通じて番組に参加することもでき、双方向のコミュニケーションが可能だ。
Stickamは、会津Sicon(福島県)の勉強会「花ホテル講演会」やNikiNiki(鹿児島県)の「ネットラジオゆくさ」でも使われている。また第3回地域SNS全国フォーラムin佐賀でも、参加できなかった遠隔地の人々のためにStickamを使ったネット中継が行われた。地域SNSとネット中継を連携させる取り組みは広まっている。
オンとオフ、同期と非同期
なぜ地域SNSを楽しむ人々の間でネット中継が広まっているのだろうか。そのヒントを、次の表から考えたい。この表では地域SNSと地域SNSに連動する活動の場を「オンライン/オフライン」、ユーザー同士のコミュニケーションの時間差を「同期/非同期」として分類した。

表:地域SNSと連動する活動の分類
ここで、(1)SNSのコミュニケーションは、各自が自分の好きなタイミングで参加できて便利だが、非同期なのでコミュニケーションには時間がかかるし一体感なども持ちにくい。これに対し(2)紙メディアのコミュニケーションは、便利で多くの人が参加できるが(1)と同様に非同期の問題を抱えている。一方(3)のネット中継は、人々が時間を共有し、一体感を感じることができるが、コミュニケーションの濃密さではオフラインにかなわない。そして(4)イベント・オフ会は、コミュニケーションの濃密さや一体感がある一方で、人々が場所と時間を合わせるのは難しいという問題がある。
おそらくこの4種類は、互いに補い合う関係にあるのだろう。そしてネット中継が各地の地域SNSで広まっている理由は、SNS本体でもオフ会でも、フリーペーパーでもできないコミュニケーションをネット中継が担っているからではないかと考えられる。
なおハマッち!の場合は、すでに「SNS」と「イベント」と「ネット中継」を組み合わせている。この表が正しいとすれば、次は(2)の紙メディアを活用に力を入れるとさらにコミュニケーションを充実させられるのではないだろうか。

※このコンテンツは、(財)日本広報協会が発行している月刊『広報』に2008年1月号より地域SNS研究会の庄司昌彦が連載している記事を、日本広報協会のご好意により許可をいただき地域SNS研究会のサイトでも公開するものです。
投稿者 shoji : 09:59
「おおつSNS」発のイベントから観光用ポスター (滋賀県大津市)
2009年05月25日
滋賀県大津市の「おおつSNS」の携帯写真好きのメンバーが中心となって企画した「おおつのええもんええとこ写真展」の作品が、観光ポスターになりました。
この写真展では、2か月の募集期間に約400点の携帯写真が集まり、各地域で展示を行いました。「自分の街のいいところを再発見するいい機会になった」とのコメントも応募者から寄せられているそうです。
実行委員会さんからは、「もし、他のSNSでも同じような事業をされる場合は、お手伝いさせてくださいね^^」とのコメントもいただきました。ポスターのご送付、ありがとうございます。

投稿者 shoji : 15:11
6月25日、兵庫へ行こう:「地域情報化セミナーin兵庫~ICTを活 用したコミュニティ活性化をめざして~」
2009年05月22日
兵庫県では、6月25日に、「地域情報化セミナーin兵庫~ICTを活用したコミュニティ活性化をめざして~」を開催します。
住民ディレクターやカーナビとの連携、農村漁村と都市との交流など、地域SNSを活用した取り組みが具体的に紹介される貴重な機会となりそうです。
なお、このイベントをお知らせいただいたメールには、新型インフルエンザの対策に全力で取り組んできた成果として兵庫県は日常の状態に戻りつつあるということ、また兵庫県の方々が元気でがんばっているということを感じていただきたい、ということが書かれていました。ぜひこの機会に兵庫県へ足をお運びください。
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日時: 2009年6月25日(木) 午後11時30分~~4時30分
場所: 兵庫県公館
【基調講演】
牧慎太郎(兵庫県企画県民部長)
【事例報告】
① 地域SNSを活用した都市-農山漁村間ヒト・モノ交流システムによる
元気再生モデル開発事業(兵庫県伊丹市ほか)
平成20年度、内閣官房の元気再生事業に採択された地域SNSを活用した都市と農山漁村の連携、高校生・大学生による地域活性化
② 地域SNSお茶っ人(京都府宇治市)
全国フォーラムを成功させた市民の力。市民の想いを形に変えたSNSの力
③ 地域SNS&カーナビ連携システム《しそうSNS・E-宍粟(兵庫県宍粟市)》
地域SNSとカーナビを連携し、地域独自に観光情報を提供(しそう観光協会)
④ 地域SNS&住民ディレクター連携《佐用地域SNSさよっち(兵庫県佐用町)》
地域SNSと住民ディレクターが連携、住民手づくりのテレビ番組を放送
◇ 進行・コメント
田中秀幸 東京大学大学院情報学環・学際情報学府准教授
牧慎太郎 兵庫県企画県民部長
和崎 宏 地域SNSひょこむ主宰者
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投稿者 shoji : 23:40
地域SNSの話題を伝える週刊動画: 「天草webの駅」(熊本県天草市)
2009年05月18日
熊本県天草市の地域SNS「天草webの駅」では、地域SNSの様子や登録ホームページの話題などを伝える動画「週刊うちわ」を毎週金曜日にYoutubeで公開しています。作成しているのは、運営をサポートする熊本県立大学の学生グルー プ「うちわEBI's」のみなさんです。
このような動画番組の作成は、話題をより多くの人と共有するための手段として非常に有効だと思われます。
■天草webの駅
http://amakusa-web.jp/
■Webの駅 学生サポート室EBI'S CAFE(うちわEBI's)
http://hp.amakusa-web.jp/a0009/MyHp/Pub/
投稿者 shoji : 19:14
「みかん」(和歌山県田辺市)、オフ会開催で「KiiLiFE+Card」を発行
紀伊民報が運営する和歌山県田辺市周辺の地域SNS「みかん」では、コミュニティがオフ会を開催するときに事前に連絡をすると、参加者全員に「KiiLiFE+Card(キーライフプラスカード)」を無料発行するというサービスを始めました。
このカードは、オフ会などでストラップ付きネームプレートとして利用できるほか、「子育て応援サービス」を利用する際の会員証や、紀伊民報主催によるオフ会の参加パスとしてもつかわれる予定です。
※KiiLiFE+Cardにクレジット機能はありません。

詳細は下記をご覧ください。(ログインが必要です)
http://mican.kiilife.jp/?m=pc&a=page_c_topic_detail&target_c_commu_topic_id=2848
投稿者 shoji : 18:58
会津Sicon(福島県会津地域)が読売新聞に掲載+コメントの訂正
2009年05月14日
読売新聞福島版に「SNSで会津に人の輪」という、地域SNS会津Siconについての記事が掲載されました。地域SNS研究会の庄司のコメントも掲載されています。
SNSで会津に人の輪 勉強会、郷土料理店など成果 (読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20090512-OYT8T01346.htm
■注:
下記の地域SNS研究会の庄司のコメントは、記者の電話取材にお答えしたものですが、庄司がお話しした内容や意図と異なる部分がありました。当該記者との間で誤りが存在することを確認しましたので、その点を明記します。
地域SNSの研究を行っている国際大学グローバルコミュニケーションセンター(東京都港区)の庄司昌彦研究員によると、全国に地域SNSは500程度あるが、ネットだけでなく、実際に会員同士が会って人の輪を広げている例は珍しいといい、「会津特有の地域性が成功の原因ではないか」とする。
>全国に地域SNSは500程度あるが、
庄司昌彦として(地域SNS研究会として)発表している数字は404事例(2009年3月現在)です。「ただし数え切れていないものもあるので、たとえば500個とか、もっとたくさんあると思います。」というコメントをしたため、500程度という記載になりました。
>ネットだけでなく、実際に会員同士が会って人の輪を広げている例は珍しいといい、
mixiや他のジャンルのSNS比べて地域SNSは人と人が実際に会う傾向が強い、という説明がこのような表現になりました。地域SNS全般でみると、61%のサイトでは運営者が公式オフ会を開催しており、73%のサイトではユーザーが自発的にオフ会を開催しているというデータがあります(2008年2月調査)。

>「会津特有の地域性が成功の原因ではないか」とする。
確かに会津は地域SNSや勉強会以外にも、会津大学というIT専門の大学があったり、会津若松市役所のユニークな取り組みがあったりするなど、いろいろ興味深い取り組みがある土地です。しかし、この先進的なエピソードは会津特有の要因によって起こったとは言い切れません。居酒屋・カフェを設置するという取り組みは鹿児島などでも行われています。
投稿者 shoji : 16:06
「松江SNS」(島根県松江市)と「おのみっち」(広島県尾道市)の交流
2009年05月12日
5月16日(ホーランエンヤというお祭りがおこなわれる日だそうです)に、尾道地域SNSのおのみっちと松江SNSの交流会が開催されることになりました。おのみっちから6名が松江市を訪問し、観光、松江SNSとの交流、尾道万博のPRなどを行います。
日時:5月16日(土) 18時30分より
場所:アーバンホテルの万作
人数:予定20名
参加費:4000円
詳細は下記をご覧ください。
オフ会コミュ(松江SNS)https://matsuesns.jp/bbs/bbs_list.php?root_key=4213&bbs_id=76
第5回地域SNS全国フォーラムは今年の秋に、中部地方の地域SNSによる合同開催が予定されています。中部地方の地域SNS間交流は着々と進んでいるようです。
投稿者 shoji : 18:19
『地域メディアが地域を変える』出版
「地域SNSの限界を解明した上で社会ネットワーク理論で紐解き、地域活性化への戦略的な仕掛けを提案していく」という本『地域メディアが地域を変える』が出版されました。
地域SNS研究会(SNS)メンバーは執筆に携わっていませんが、今後の地域SNS研究にとって有意義な本だと思われますのでご紹介します。
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地域の情報化戦略が変わる!
SNS、ブログ、新聞、テレビ、モバイル。
地域メディアは発火点となれるのか。活性化とは、秩序ある波風である。
地域コミュニティ情報化の切り札ともてはやされる地域SNS。
しかし、そのSNSによって今まで地域の実態に大きな変革をもたらされたことはあっただろうか。何故今の構造ではその地域のアイデンティティを醸成しきれないのだろうか。本書はそのような疑問に応えるべく、地域SNS研究者やアルファブロガーが地域SNSの限界を解明した上で社会ネットワーク理論で紐解き、地域活性化への戦略的な仕掛けを提案していく。
執筆者: 河井孝仁・前川道博・原田博子・長谷川圭・後藤洋樹・西村貴美・寺島英弥・藤代裕之・遊橋裕泰
編著 : 河井孝仁・遊橋裕泰
企画 : モバイル社会研究所
出版社 : 日本経済評論社
ISBN978-4-8188-2048-7
発行年月 : 2009年4月下旬
価格 : 2,310円(税込)
※ 敬称表記は省略させて頂いております。
NTTドコモモバイル社会研究所のサイトより
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目次
第一章 構造としての地域 ――ヴァルネラビリティと編集
第二章 地域の記憶 ――アーカイブとしての地域メディア
コラム①「はままつ子育てネットワークぴっぴ」から ――地域情報化は地域を活性化するのか
第三章 商店街は地域メディアの夢を見るか ――中心市街地活性化には売上げがいる
第四章 川崎フロンターレ ――メディアとしてのスポーツ
第五章 ヴァルネラビリティと新聞の新たな可能性 ――当事者の発言を編集支援する「場」へ
第六章 魔法の杖はない ――地域活性化のためにメディアを使う
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投稿者 shoji : 15:39
NikiNiki(鹿児島県)「大声コンテスト」体験記(その3)
2009年05月11日
「温泉太郎」さんに寄稿していただいたNikiNiki(鹿児島県)「大声コンテスト」体験記(その3)です。なお、下記の鹿児島テレビのサイトでは、大声コンテストの様子を報じたニュース映像が紹介されています。
【動画】夢を桜島に!大声コンテスト2009
http://news.ktstv.net/e10621.html
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僕が会場に着いたときには、すでに大声コンテストは始まっており、祝電の披露の最中でした。車を降りるとオレンジ色のスタッフジャンパーを着たスタッフが迎えてくれました。もちろんニキラーさんです。
会場は、西郷隆盛翁のお墓に隣接し、正面に「桜島」を臨む「南洲公園」の広場です。会場の桜島が一番きれいに見える場所に、校庭で校長先生が立つようなお立ち台が組まれ、その前には、「かごしま大声コンテスト」と書かれたイラスト看板と、音量を測定する大きなマイクが据えつけられています。
お立ち台から桜島を正面に見る位置の左半分を囲むように、審査員や計測係、実行委員長やスタッフが待機する本部テント、飲食物を提供するテントや参加者の待機用テントが並んでいます。みんな僕の顔を見て笑顔を返してくれます。もちろん、彼ら彼女らの大半がニキラーさんで、「NikiNiki」の中ではお馴染みさんばかりです。
顔見知りのニキラーさんに再会の挨拶をしつつ、参加受付をして渡された順番カードは、「13番」。想像していたよりも早い出番に驚いてしまいましたが、ここは、「地域SNS全国フォーラム」で見せた度胸を再度見せるときだと覚悟を決めました。
しかし、委員長挨拶、審査員紹介、模擬実演とプログラムが進むに従って緊張が少しずつ高まってきました。12人までの実演が終わり、いよいよ自分の番になったときは、緊張がピークになると思いきや意外にも冷静さを取り戻し、お立ち台前のレッド・カーペットにすんなりと進むことが出来ました。
目の前の雄大な桜島に一礼し、お立ち台に登る階段の前まで進み振り返って自己紹介です。自分が大分の別府からきたこと、別府温泉のPRを話しました。僕の斜め前にはテレビカメラ、会場の視線が一斉に注がれる中を緊張することなく話し終えると、再びお立ち台の前に振り返ります。
松葉杖を使っている自分にとってはここからすでに本番が始まっています。スタッフの力を借りて何とか最上部に登り、転落しないように後ろから支えてもらうように頼んだ後、後ろを振り返り、司会者に準備が出来たことを目で合図して、マイクの前に立ちます。
目の前には、たくさんのマイクとテレビカメラがずらりと並び、僕の発声を今かと今かと待ち構えています。桜島の正面を向いて深呼吸し、少し間をおいて叫んだ言葉は「九州中に友達を作るぞぉー!!!!!」でした。
すでにたくさんの友達が地域SNSを通じて出来ていますが、福岡ヤフードームでオフ会をするまでの人数には、達していないのでその気持ちを込めて叫びました。
叫び終わったあと、細心の注意を図りながらお立ち台を降ります。降りている間、数人のニキラーさんが手伝おうと近づいてくる気配が感じられてとても安心しました。しっかり地に足をつけた後、周りのスタッフにお礼を言って自分の席に戻りました。
席に戻り、ホッとする間もなく他局のレポーターから取材を受けました。大声に参加した今の気分と自分の目標を達成するためにどのような活動をするのかということを聞かれたので、自分の正直な気持ちを話しました。
休み時間になり、たくさんのニキラーさんが、僕の元へ挨拶に来てくれました。みんな僕の挑戦を褒めてくれる人が多かったので、最後には照れてしまいました。
今回は、前日の準備も含め初めての参加で緊張しましたが、とても貴重な体験をしました。
話には聞いていたのですが、実際参加してみて、ニキラーさんの団結力、行動力、集中力、思いやりに驚き、そして、羨ましささえ感じてしまいました。このイベントを通して、オフ会とは違う、一つのイベントを通して地域SNS会員同士の達成感を共有し、絆を深める姿を目の当たりにしました。
この達成感の共有こそが、今後の地域SNS発展の鍵の一つになるのではないか「大声コンテスト」参加を通じて確信しました。
112名の実演参加者と500名近いイベント来場者を迎えた今回の大会は成功裏に終りました。
その夜はたくさんの地元メディアで「大声コンテスト」の模様が放送されたそうです。僕はそのほとんどを見ることが出来ませんでしたが、一週間が経った今、この日記を書きながら、一つのイベントをみんなで作りあげることの素晴らしさを実感しています。
「大声コンテスト」にかかわったすべての皆様に感謝します。そして願わくば112個の夢がすべて実現することを願っています。
ありがとうございました。



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投稿者 shoji : 03:05
NikiNiki(鹿児島県)「大声コンテスト」体験記(その2)
「温泉太郎」さんに寄稿していただいたNikiNiki(鹿児島県)「大声コンテスト」体験記(その2)です。
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「アイアイラーメン」の存在は、ニキラーさんの日記やネットラジオ「ゆくさ」のホームページで知り、麺好きの僕としては、是非行ってみたいと思っていただけに、勧められたときには二つ返事で賛成しました。
しかし、下竜尾公民館から車で20分もかかる距離にあり、その遠さに申し訳ない気持ちになりました。それでも、ニキラーさん達と一緒に始めて訪れるラーメン屋に期待は膨らみます。
SNSカフェ「めいさん」で準備作業をされていたニキラーさんも加え、総勢5人での来店となり、突然の予約電話となったのですが、お店の方が快く席を確保して下さったのには、感謝の気持ちで一杯でした。
お店は、パチンコ屋の建物の一角に入っていました。店内はとても広く、スタッフの威勢のいい声が響いています。ちょっと滑りやすい床に注意しながら、小上がり席に上がります。
ここで、あの「ニキバンド」が役に立ちます。アイアイラーメンでは、お店のスタッフに「ニキバンド」を見せると、餃子が一皿サービスとなるのです。こんな時もあろうかと準備していたのが功を奏しました。他のニキラーの分も合わせて、2皿のサービスとなり得した気分です。
周りのニキラーさんが自分のお気に入りを注文をする中、僕は始めての来店ということもあり、お勧めを聞くことにしました。するとほぼ全員が、「紀州梅ネギ塩」が良いということなので、早速注文しました。
ところが、周りのニキラーさんのラーメンは、テーブルに集まって来るのに僕が注文したラーメンがなかなか来ません。少し不安になり出したころ、目の前のニキラーさんが、自分のラーメンを少し分けてくれました。本格的なこってりラーメン、これぞ「鹿児島」という味に満足し、次回来店したときには、このラーメンを注文しようと心に決めました。
自分の元にラーメンが来てそのスープをみたとき、何故、来るのが遅くなったのかの理由が分かりました。他のラーメンは、トンコツベースのスープだったのに対して、このラーメンのベースは、透明なスープだったのです。
このラーメンを食べるにはコツがいります。まずは、ラーメンの中に入っている大粒の梅干を良くほぐしてから食べるのが通の食べ方だそうです。
さっそく僕もそれに倣い、ラーメンの中に沈んでいた梅干を充分にほぐしたあと、蓮華でスープをすくい、口にしました。最初、その複雑な味が分からずに思わず「鶏がらベースの味ですか」ときいたのですが、「魚介ベースの味ですよ」と言われたので、もう一度しっかりと味わってみると、確かにしっかりとした鰹だしの風味と味がしてきました。
その後には微かに梅の香りがして、スープにアクセントをつけています。僕は以前、東京と福岡で一度だけ魚介スープベースのラーメンを食べたことがあるのですが、魚介の味と香りがキツすぎるものでした。
まさかトンコツベースが主流のはずの鹿児島で魚介ベースのラーメンが美味しく食べられるとは想像もしませんでした。これは、僕にとって新たな発見といっても言いすぎではありません。
麺は、博多や大分に比べかなり太めで、柔らかくゆでられていたので、慣れない食感に少し戸惑いましたが、胃腸が強くない僕にとってはこれぐらいの柔らかさが丁度いいのではないかと納得しました。
スタッフが麺の湯きりをするときに発する「せ~の、ホイッ、ホイッ、ホイッ!!!」という掛け声を背に、満足してお店を後にしました。
アイアイラーメン
http://www.aiaira-men.com/



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投稿者 shoji : 01:32
NikiNiki(鹿児島県)「大声コンテスト」体験記
2009年05月10日
「かごしま大声コンテスト2009」は、鹿児島の地域SNS「NikiNiki」の会員の発案から実現したイベントです。このイベントに参加した「温泉太郎」さんから、体験記を寄稿していただきました。ありがとうございます。3回に分けて掲載します。
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「大声コンテスト」の前日24日にホテルに着いた僕が、2時間ほど休んで訪れたのは、会場となる南洲公園に近い「下竜尾(しもたつお)公民館」。ここの2階にある畳敷きの部屋で、当日、参加者に配る景品や賞品、パンフレットの仕分け作業が行われていました。
部屋中に紙袋や景品の箱が山と詰まれた中を老若男女、様々な世代のニキラーさん(NikiNiki会員)達が忙しく動き回っています。初対面の挨拶もそこそこに僕も作業の輪に加わります。
様々な形や大きさの景品を袋に入れる作業は、簡単そうに見えて意外と難しく苦労しました。ペットボトルドリンクを渡す作業では、最初は差し出される手のスピードについて行けず大変でしたが、徐々に慣れてきてコツもつかめスムーズに手渡すことが出来るようになりました。
作業をする中で、お互いをハンドル・ネームで呼び合いながら、楽しく作業が進んでいきます。最初は、リーダー格のニキラーさんの指示に従っていたものが、少しずつ自分の出来る仕事を探すようになっていきました。
作業の合間には、メンバーが持ち寄ったお菓子や果物が配られ、忙しい手を休め、食べたあと、また作業を始めます。たくさんのニキラーさんと話す間に最初は、固くなっていた心も打ち解けていきます。
様々な都合で、途中で帰らなければならない方や「大声コンテスト」当日のお手伝いが困難な方もおられましたが、済まなそうな顔をされていながらも「大声コンテスト」のボランティアが出来たことに満足そうな表情をされていたのが印象に残りました。
作業がすべて終り、当日のスケジュールを確認しながら帰られるニキラーさんの背中を見送りながら、また一つNikiNiki会員としてみんなから認められる自分になれたのかと自問自答の気持ちでした。
作業を終え、気持ちが落ち着いてくるとお腹も空きます。食べたいものはありますかと聞かれたので即座に「ラーメン」と答えた僕は、ニキラー御用達のお店「アイアイラーメン」を紹介され、数人のメンバーとお店へと繰り出したのでした。(つづく)



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投稿者 shoji : 17:01

