国立民族学博物館が「情報化時代のローカル・コミュニティ」に関する調査報告書を出版

国立民族学博物館から調査報告書『情報化時代のローカル・コミュニティ―ICTを活用した地域ネットワークの構築』が出版されました。
同報告書では「情報化時代のローカル・コミュニティ」というテーマに関連した論文が全11本収録されていますが、地域SNSを扱ったものも多数収録されています。地域SNS研究会事務局の庄司昌彦も第3章「地域における社会ネットワークと情報通信技術」の執筆を担当しました。
■目次
序論:情報化時代のローカル・エスノグラフィー(杉本星子)
第1章:「コミュニティ」とは何か―地域SNSをめぐる政策から考える―(原 知章)
第2章:「コミュニティネットワーク」への欲望を解体する(木村忠正)
第3章:地域における社会ネットワークと情報通信技術(庄司昌彦)
第4章:国・自治体による地域SNS―施策とその効果の検証―(田中秀幸)
第5章:自治体の情報化と経営度における地域SNSの役割(久保貞也)
第6章:災害と地域SNS―佐用豪雨災害で可視化された救援・復興のつながり効果―(和﨑 宏)
第7章:「地域ジャーナリズム」という事業―SNSに取り組んだ地方紙7社への調査から―(畑仲哲雄・林 香里)
第8章:地域SNSの日記コミュニティ―書くこと・読むこと」が紡ぐローカル・ネットワーク」―(杉本星子)
第9章:アフリカ牧畜社会における携帯電話利用―ケニアの牧畜社会の事例―(湖中真哉)
第10章:ノマディズムと遠距離通信―マダガスカル,ヴェズ漁民における社会空間の重層化―(飯田 卓)
報告書の内容は下記のリンクから閲覧することができます。
http://ir.minpaku.ac.jp/dspace/handle/10502/4773/browse-title