筑後地域SNS「わいわいちっご」のモニターアンケートコミュニティが活用される理由

 

LASDEC(地方自治情報センター)地域SNSシステムのホームページで、筑後地域のSNS「わいわいちっご」のモニターアンケートコミュニティの取り組みが紹介されました。全国的にパブリックコメント等が集まらないと言われる中「わいわいちっご」のモニターアンケートコミュニティには、なぜ多くの回答やコメントが寄せられているのかを記事では考察しています。

モニターアンケートコミュニティ – LASDEC 地域SNSシステム & ユーザ会 http://lasdec-sns.jimdo.com/%E5%85%B7%E4%BD%93%E7%9A%84%E3%81%AA%E6%B4%BB%E7%94%A8%E4%BA%8B%E4%BE%8B/%E3%83%A2%E3%83%8B%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%83%86%E3%82%A3/

 

筑後地域SNS「わいわいちっご」は、筑後地域にそれまであった3つのSNSが統合される形で2011年6月に誕生した地域SNSです。そのため対象とする市町は、筑後地域の12市町に及びます。その内の1つ、久留米市では、市内外からの市への意見・ニーズを広く把握し、今後の取り組みの参考とするために、モニターアンケートコミュニティを利用したインターネットアンケートを実施しています。

参考:久留米市が地域SNS「わいわいちっご」を活用した広聴活動を実施 » 地域SNS研究会 http://www.local-socio.net/2013/10/kurumecity_public_hearing.html

 

アンケートには多くの回答やコメントが寄せられますが、記事ではこの理由について「日常の中で気軽に投稿できる」「アンケートを目にする機会が『仕掛け』としてできている」「地域SNSユーザの特徴として、そもそも『地域に目を向ける層が多い』」などの観点から考察を行っています。

「アンケート結果を統計的に集計する」という目的に対しては、少し違う結果になるかもしれませんが、逆を言えば、「市政や地域活動に関心のある人たちから、現状に即した深い意見を引き出せる可能性がある」とも言えるのです。
「市役所の窓口で意見を言うことまではしないけれど、決して市政に関心がないわけではない」層の人たちの意見やニーズが聞けるという点では、活用の仕方によっては大いに可能性のある使い方なのではないでしょうか。

また「わいわいちっご」の運営者からのコメントも掲載されており、それによると、ユーザーが地元筑後を身近に感じている、その距離感の近さが沢山の回答やコメントに繋がっているのではないかと分析していました。