福井県南越前町主催「流動創生CrossOver 関係人口の分解と再構築」のお知らせ

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福井県南越前町主催のイベント「流動創生CrossOver 関係人口の分解と再構築」に地域SNS研究会事務局の庄司(国際大学GLOCOM准教授)が登壇します。ソーシャルメディア利用やパーソナルデータ活用などの研究に基づき展開してきた「分人・複属」の議論や丹波「ソシエテ・リベルテ」勉強会で検討してきた都市と地方の関わり方についての議論をご紹介する予定です。

 

 

以下、簡単なイベント紹介になります。

 

 

◆関係人口とは何か―個人・地域・社会の視点で分解する

関係人口という概念が広まりつつあります。地方自治体が人口を奪い合う昨今の移住政策を見直し、移住定住でもなく観光客でもなく、ゆかりのある地域に訪問や何らかの支援で寄与する、個人と地域の新しい関わり方と言われています。
では、具体的に地域に関わるとはどういうことなのでしょうか?地域にどの程度滞在すれば、どれくらい貢献すれば認めてもらえるのか。都市部で働きながら地域のためにも働くなんてできるのか。ふらっと来て、美味しいところだけ掠め取ってふらっと帰ってしまうような人も関係人口と言えるのか。

個人・地域・社会など多様な視点から関係人口という概念を「分解」し、いま都市と地方で何が起ころうとしているのか、地域と個人それぞれがどのような指標で動いていくのかを一緒に考えながら「再構築」していきます。

 

◆登壇者紹介

・社会構造として俯瞰する―庄司昌彦(しょうじ・まさひこ)
個人を複数の顔・役割を持つものとして捉える「分人」「複属」という考え方について庄司先生に解説いただきながら、「複数の地域や団体に帰属する」関係人口を、個人と社会の関わり方の変化として俯瞰的に捉えてみます。

・個人の生き方として実践する―武田明子(たけだ・あきこ)
「旅するデザイナー」として全国を巡りながら、「現代版百姓プロジェクト」として各地の生業を実施する(株)ヨハクデザイン武田さんの活動をお聞きし、個人のライフスタイルの可能性として関係人口を考えます。

・地域の在り方として実践する―手塚さや香(てづか・さやか)
岩手県釜石市で震災復興から始まった地域づくりを推進し、岩手移住計画を運営する手塚さんに、釜石や岩手県内の外部人材の受入についてお聞きし、地域視点で見る「関係人口」への期待や課題について考えます。

・ファシリテーター―荒木幸子(あらき・さちこ)
都内SIer企業にてコンサルティング部隊に5年間所属。その間に3.11を経験し、大きな社会の変動に脅かされず生きる方法を模索するため、それまでの環境を一転。2013年より福井県南越前町地域おこし協力隊として活動、2015年より南越前町公式事業として「流動創生事業」の企画・運営を行う。

◆開催日時

2018年3月22日(木)19:00~21:00(18:30開場、22:00閉場)

◆開催会場

BETTARA STAND日本橋

◆全体スケジュール

18:30 開場、受付開始
19:00 オープニング、導入
19:10 ゲスト紹介
19:20 セッション①社会の視点で分解する~複属という考え方
19:50 セッション➁個人の視点で分解する~多拠点生活の実践
20:10 休憩
20:20 セッション➂地域の視点で分解する~地域側からの関係人口受入
20:40 まとめ、会場からの質疑応答
21:00 エンディング(しばらく交流時間)
22:00 閉場

◆参加申込

peatixにてお申込みください。
http://crossover2018.peatix.com/

◆参加費

お一人様2000円