スマートフォンアプリで市民から三鷹の魅力を収集、市基本計画に活用へ

去る2015年9月26日から10月25日の期間、スマートフォン画像共有アプリを使用した市民参加による地域活性の実証実験が行われました。この実証実験は日本電信電話株式会社と東日本電信電話株式会社によって「みたか太陽系ウォークスタンプラリー2015」のイベント期間中に行われたものです。

参加者は独自開発の無料画像共有アプリ「さんポキ」をスマートフォンにインストールし三鷹の街を歩きます。177箇所の三鷹市内に設置されたビーコンが近くなるとセンサーが反応し、その付近の写真を投稿すると、該当スポットの「さんポキスタンプ」を獲得できます。

また、参加者はスタンプを集めることで、市のオリジナルキャラクターであるPokiがあしらわれたステッカーやトートバッグを獲得することができます。

「さんポキ」は街を歩きながら三鷹の魅力を発見し写真やコメント、「いいね」で発信することのできるSNS機能と、スタンプ数を参加者で競うゲーム機能があり、約一ヶ月という短い期間で、527人が実験に参加し、18,822件の写真が投稿され、2,037件のコメントが投稿されました。2つの機能をくみあわせることで参加者からの自発的な投稿を促すことに成功しました。

今回の実証実験は三鷹市の「第四次三鷹市基本計画第一次改定」における新たな市民参加の一環と位置づけられています。今回集められた三鷹の魅力は、この計画改定の検討資料として活用されるとのことです。

市民がスマートフォンを用いて寄せた情報をもとにまちづくりを行う事例は、他にもあります。

例えば、「ちばレポ(千葉市民協働レポート)」は千葉市内で起きている様々な課題を、ICTを使って市民がレポートすることで、市民と行政、市民間でそれらの課題を共有し、合理的、効率的に解決することを目指す仕組みです。

また、愛知県半田市、大分県別府市、福島県郡山市で本運用が行われている「Fix MyStreet Japan」も同様に、道路の破損や落書きなど、地域・街の課題をスマホを使って解決・共有する仕組みです。

同様の仕組みは相模原市でも行われており、同市内のIT企業と共同で独自に「パッ!撮るん。」というアプリを開発、道路の破損などを通報できるようにしています。

これまで問題の調査から解決まで行政が全て担ってきましたが、アプリやサイトを用いることで一般の市民にも協力してもらう仕組みは、カメラやモバイル通信技術を搭載したスマートフォンの普及でこれからももっと広まっていくでしょう。

 

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